仮眠室

新卒社員の僕は、美人で優秀な同僚と二人で出張に行くことになった。彼女は●●時代の同級生。しかし、当時は一軍女子として輝いていた彼女に、陰の存在だった僕の姿など映ってはいなかった。だから今も、彼女は僕を「初対面の同僚」だと思い込んでいる――。出張を終え、部長の手配したホテルへ向かうと、用意されていたのはまさかの一部屋。仕方なく相部屋となった僕たち。話題に困り、ついつい彼女の過去について触れてしまう。そのきっかけから、二人の距離は少しずつ近づき、その夜は2人でお酒を酌み交わすことに…夜中、一人でシャワーを浴びていると思わぬ出来事が……本文40P

新居に引っ越したばかりの主人公。ある朝、ゴミ捨て場にいた美しい女性に目を奪われる。偶然にも彼女は隣人だった。岩瀬さんといい、夫と二人で暮らしている様子。しかし、壁越しに聞こえる夫の一方的な怒鳴り声から、夫婦仲が良くないことを感じ取る。何度か顔を合わせるうちに、元気のない彼女を助けたいと思いながら何もできない自分に不甲斐なさを覚える主人公。そしてある雨の日、外で傘もささず泣いている岩瀬さんの姿を見かけた主人公は、思わず彼女を家に連れ込んでしまう……。本文40P